Thursday, July 26, 2007

関口力 摂関時代文化史研究 2007 思文閣

目次
第1章 摂関時代における貴族子弟の動向(1)──道長政権の陰に生きた人々──
 第1節 藤原隆家
 第2節 藤原道雅 1
 第3節 藤原道雅 2
 第4節 中関白家と熊野
 第5節 藤原実資
 第6節 藤原成房・源成信

第2章 摂関時代における貴族子弟の動向(2)──道長政権を積極的に支えた人々──
 第1節 藤原斉信
 第2節 藤原行成
 第3節 源 俊賢
 第4節 藤原公任

第3章 摂関時代における王臣家子弟の動向
 第1節 小一条院
 第2節 輔仁親王
 第3節 中御室覚行法親王
 補論(史料)1 『中御室御灌頂記』
 補論(史料)2 『中御室御記』逸文

第4章 摂関時代の社会と生活
 第1節 『大鏡』の時代
 第2節 『中右記』に記される貴族と日記
 第3節 平安貴族の住居と生活
 第4節 古記録にあらわれた下級官人の実態──藤原道長政権下を中心として──
 第5節 上官考
 第6節 稲荷祭と市塵商人
 補論 平安時代における伏見・稲荷素描

終章

あとがき
初出一覧
索引(人名・事項・研究者名)

Monday, July 23, 2007

文豪ナビ 三島由紀夫 2004 新潮文庫



超早わかり!三島作品ナビ
10分で読む「要約」三島由紀夫
声に出して読みたい三島由紀夫
熱烈ファンによる「思い入れ」エッセイ
評伝 三島由紀夫
風景で読む三島

Thursday, July 19, 2007

あさのあつこ ランナー 2007 幻冬舎

《内容》
長距離走者として将来を嘱望された高校一年生の加納碧李は、複雑な境遇の妹を案じ、陸上部を退部することを決意した。だがそれは、たった一度レースに負けただけで走ることが恐怖となってしまった自分への言い訳だった。走ることから、逃げた。逃げたままでは前に進めない。碧李は、再びスタートラインを目指そうとする—。
『バッテリー』のあさのあつこが描く、陸上小説。


というか、家族テーマの青春小説(そういうジャンルがあるとすれば)。それともYA(ヤングアダルト)向け、というのかな。依存とか虐待なんかもあり、それをうけとめるティーン世代のための小説かと。作者の実年齢は50代だけど、視点がいつも10代という点がスゴイと思う。10代はこんなこと考えてないだろうけど、それを代弁しているというので、支持されているのだろう。

帯に書かれていた、
この作品は、現代の『走れメロス』だ。 かすかにでも、信じられる愛があるならば、碧李よ走れ。「メロス」と なれ。ーー茂木健一郎氏(脳科学者)

というのは、意味不明。信じて走る=メロス だと? 「走る」という語しか共通項がないような気がする。