Thursday, March 09, 2006

小林隆 2005 方言が明かす日本語の歴史 岩波書店

目次

一 日本語史の“当たり前”
  1 文献というフィルター
  2 古典語文法の正体
  「見よ」から「見ろ」へ
  二段活用は生きている
  3 ことばのバリエーション
  「やはり」か「やっぱり」か
  清少納言の言語感覚
  庶民語へのまなざし
二 常識から抜け出す方法
  1 方言という視点
  2 どんな方法を使うか
  方言を比較する
  ことばの地図を読む
  3 方言に伝わることばの層
  方言は庶民の味方
  「ひてつくるまに」
  方言に答えを探す
三 「こま」の常識
  1 歌語の世界
  2 キリシタンの誤解?
  イソップ物語の「こま」
  キリシタンの観察
  日本側の証拠
  3 方言に現れた「こま」
  「こまは駒の意にあらず」
  馬の方言地図
  「こま」の位相
  4 さらなる疑問
  隠された時代
  「こま」と「だま」
  「こま」の語源
四 「くすりゆび」は書き間違い?
  1 薬指の呼び方
  おねえさんゆび
  歴史をたどる
  不自然な交替
  「くすしゆび」と「くすりゆび」
  2 方言に見る薬指
  東西対立分布
  海路が運んだ「べにさしゆび」
  周圏分布としての見直し
  3 行方不明の「くすしゆび」
  文献と方言の矛盾
  なぜ方言に見えないか
  位相的二重構造
  4 「善本」と「悪本」
  発想の転換
  『就弓馬儀大概聞書』
  不用意な写本
  口頭語の露出
五 「おととい」の衝突
  1 「おととい」から「おとつい」へ
  国語辞書と方言
  「一昨日」の呼び方
  「おととい」の古層発掘
  2 「おとつい」から「おととい」へ
  「おとつい」の再出現
  再び方言を探る
  あらたな疑問
  3 もうひとつの「おととい」
  兄弟の「おととい」
  「おととい」のパズル
  4 「おととい」復活の真相
  同音衝突
  歴史の素顔
六 生きている「こそ」係り結び
  1 「係り結び」発見
  古典語文法の鉄則
  方言に残る係り結び
  用法のバリエーション
  2 古典語文法は方言に学べ
  古語は田舎に残る
  種子島方言の「ける」
  3 方言に見る進化の姿
  中央語の再生
  「くさ」の正体
  「くさ」の成立
  終助詞化の過程
  4 保守と革新の地域性
  「こそ」係り結びの地図
  終助詞化と方言分布
  東と西,そして九州
七 東北方言「さ」の源流
  1 「さ」はどこの方言か
  東北方言の代名詞
  九州にも「さ」はあった
  「東京さめ行く」
  ある実験
  2 古典語の「さまに」
  『枕草子』のエピソード
  検証『枕草子』
  敬称「さま」の由来
  3 関東方言を旅する
  中央と東・西
  関東周辺部に潜む原型
  八丈島に渡る
  4 中央語の再生基地
  「さ」はどこで生まれたか
  「京へ筑紫に坂東さ」
  関東方言の役割
  5 その後の「さ」
  東北の「さ」に戻って
  二度の変身
 文  献
 あとがき

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